「第8回木暮人国際映画祭2020 Online」

一般社団法人木暮人倶楽部(東京都中央区、理事長:吉田就彦、以下「木暮人倶楽部」)が、本年11月21日(土)に行った「第8回木暮人国際映画祭2020 Online」(以下、「映画祭2020」)にて、下記のように各賞作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
尚、各受賞者には賞状及び賞金が贈られました。

 

■第8回木暮人国際映画祭2020 Online 受賞作品
<グランプリ>
該当なし

<木暮人賞>
フォレストシェリフ Forest Sheriff(中国)
監督:孫天宇  Mr.TIANYU SUN

フォレストシェリフ Forest Sheriff

フォレストシェリフ Forest Sheriff

<特別賞>
鳥,平蕪にゆく(中国)
監督:張澤坤、常夢晨  Mr.ZEKUN ZHANG  Ms.MENGCHEN CHANG

鳥,平蕪にゆく

鳥,平蕪にゆく

 


 

一般社団法人木暮人倶楽部(東京都中央区、理事長:吉田就彦、以下「木暮人倶楽部」)では、この度 「第8回木暮人国際映画祭2020 Online」(以下、「映画祭2020」)を本年11月21日(土)に下記の要領で開催することとなり、 その上映作品及び審査員が決定しましたのでお知らせいたします。

「映画祭2020」では、本年8月31日に応募締め切りされたエントリー作品の中から9月頭に行われた実行委員会を経て選ばれた下記10作品のノミネート作品の上映を行うこととなりました。

しかしながら、本年は春先からの新型コロナウイルスの猛威が世界中に波及したことにより、海外からの応募が激減したことに加え、上映イベント自体にも感染蔓延のリスクが指摘されることから、従来の上映イベントとはせず、Onlineでの映画祭を関係者のティーチインを中心に行うこととなりました。

作品の上映については、映画祭の前の11月13日から当日の11月21日までの間YouTube、他にて視聴可能となります。映画祭当日(11月21日の13:00〜15:00を予定)のティーチインと合わせてお楽しみください。

また、本年は来場者の投票は行わず、実行委員会にて決定した審査員会により、各賞(グランプリ<Grand Prix>と木暮人賞<Kogurebito Award>)を選出いたします


■第8回木暮人国際映画祭2020 Online概要

1.タイトル:第8回木暮人国際映画祭2020 Online
2.日時:2020(令和2)年11月21日(土)、Web開場12:30 開演13:00 終演15:00(予定)
3.場所:Zoomウエビナー(映画祭当日)及びYouTube(映画祭前~映画祭当日)
4.主催:一般社団法人木暮人倶楽部 (https://www.kogurebito.jp)
5.協力:株式会社ヒットコンテンツ研究所、株式会社オフィスカレイド、NPO法人シネメディアシステム
6.後援:林野庁、一般社団法人日本林業経営者協会、一般社団法人日本ログハウス協会、一般社団法人ARTIZAN日本、NPO法人日本森林管理協議会(FSC®ジャパン)、デジタルハリウッド大学大学院
7.参加料:無料
8.映画作品視聴方法:
2020年11月13日(金)am0時から11月21日(土)pm24時までの9日間の間で、YouTube、他で視聴可能で、以下のpeatixでの申し込みURLから申し込み後、13日(金)am0時から閲覧が可能。peatixマイチケットに表示される緑色の「イベントに参加」から入り、映画祭2020の上映作品一覧から作品を選択し視聴。上映作品の閲覧(11月13日~11月21日まで)申込:https://peatix.com/event/1654439/
9.映画祭参加方法
映画祭2020は、Zoomウェビナーにて開催。視聴に必要な情報は、以下のpeatixでの申し込みURLから申し込み後、映画祭2020開催の1週間程度前にpeatixからのメールにて詳細を通知。peatixマイチケットに表示される緑色の「イベントに参加」から入ることで視聴可能。
映画祭(11月21日(土)13時から15時のオンライン)申込:https://peatix.com/event/1625975
10.公式サイト https://www.kogurebito.jp/filmfestival2020/

■第8回木暮人国際映画祭2020 Onlineテーマ詳細

募集テーマは「木とともに生きるゆたかさ」

木暮人国際映画祭は、世界でも稀な「木」をテーマにしたユニークな映画祭からスタートしました。理性と合理性ばかりにとらわれた社会は、大きな転換期を迎えています。人間が元来もっていた野生の思考。そこから、すばらしい知性と、ゆたかで文化的な暮しが生まれてきました。つまり、木とともに生きることは、自然な暮らし方を取り戻すこと。「木」=「自然」。すてきな作品をお待ちしています。


■上映作品

1.湯ノ里デスク ニセコ山麓、廃校の木工房(日本) 監督:及川 靖

湯ノ里デスク ニセコ山麓、廃校の木工房

湯ノ里デスク ニセコ山麓、廃校の木工房

北海道・ニセコにある旧廃校の木工房「湯ノ里デスク」。東京から移住した2人の職人が、森に抱かれた木造の廃校から木工製品を生み出し、高い評価を受けている。地域を愛し、地域に愛される2人の姿を通して、生きる意味を考える。


2.芸術の伝承(中国) 監督:王壱龍

《艺术的传承》(芸術の伝承)

《艺术的传承》(芸術の伝承)

主人公である無禅氏は、中国の自然を描いている風景画家。芸術作品というものは、現実の生活を元にして作られていると考えている。ヒトと自然の共生の思想を理解した上で、芸術を伝承したいと日々活動している。


3.木とともに生きるゆたかさ(日本) 監督:碓井 修人

木とともに生きるゆたかさ

木とともに生きるゆたかさ

木には人の心を和らげる力がある。オープニングでは木への気持ちを表現。水溜りの反射で見える木には幻想的な空間を感じて欲しい。オープニングを重要視しつつ、メッセージ性のある動画で木の魅力を最大限表現した作品。


4.竹との物語〜Quietly moist〜(日本) 監督:西岡 空良

竹との物語〜Quietly moist〜

竹との物語〜Quietly moist〜

人間の生き方、暮らし、想い。そんなことは露知らず、空を目指し、硬い芯を持ち、生き生きと空を掲げる竹。その心強さや骨の太さに惹かれ、人間は時間を委ね、癒しを求める。風にだけ流されている竹を、人は尊んでいるのかもしれない。

「竹との物語〜Quietly moist〜」を観る

5.これからの日常に寄り添う木々たち(日本) 監督:渡邊 信吾・熊倉 翔太 共作

これからの日常に寄り添う木々たち

これからの日常に寄り添う木々たち

コロナ禍の影響で変わってしまった世界。先の見通せない不安。でも、木々は昔から変わらずそこにいる。寄り添えば癒しを与えてくれる。不安になってしまった世界にそっと寄り添っていてくれる木々を描いた作品。

「これからの日常に寄り添う木々たち」を観る

6.バイオリン製作家~廃材を音色に~(日本) 監督:小林 奈緒

バイオリン製作家~廃材を音色に~

バイオリン製作家~廃材を音色に~

塚本義房氏は、30年以上廃材からバイオリンを作り続けてきた。「廃材を音に蘇らせて、多くの人に聞いてほしい」と、オーケストラでも廃材バイオリンを弾き続けている。多摩に住む、バイオリン製作家の人生に迫る。

「バイオリン製作家~廃材を音色に~」を観る

7.フォレストシェリフ Forest Sheriff(中国) 監督:孫天宇

フォレストシェリフ Forest Sheriff

フォレストシェリフ Forest Sheriff

「先進国」である日本に留学し、人類学的な観察を重ねる中で、大都市ではなく山間部や島などの暮らしに関心が広がった。三重県と北海道の「異なる山」で営まれる「同じ生活」を並行して提示することで、人間と山や動物との関係性を描く。

「フォレストシェリフ Forest Sheriff」を観る

8.自然と生きていく我々の世界 ~樹の恵と共に~(日本) 監督:陳柔安

自然と生きていく我々の世界 ~樹の恵と共に~

自然と生きていく我々の世界 ~樹の恵と共に~

日常生活の中で私たちの身近に溢れている、木に関するものにフォーカスを当てた作品。木は人間にとって、生活を送る上で必要な存在であり、不可欠な資源でもある。作品を通して、木の恵みと大切さを再認識して欲しい。


9.護林人(中国) 監督:張沢坤,李根成,李墨瞳

護林人

護林人

中国新疆ウイグル自治区のはげ山で、森を取り戻すべく活動する森林保護者の日常生活や活動の日々を記録する作品。子供たちのため、未来のため、植栽と保護を100年間大切に行ってきた。森林保護者は、はげ山に森を取り戻すまで決して諦めない。


10.鳥,平蕪にゆく(中国) 監督:張澤坤、常夢晨

鳥,平蕪にゆく

鳥,平蕪にゆく

新疆の第二位の湿地保護区で、渡り鳥の現状を一年間記録した作品。渡り鳥たちは、平蕪へと蒙古から新疆、チベット高原を超えてインド半島に向かって行く。生態系のバランスと、「地球の肺」と呼ばれる森の重要性を描いている。


■審査方法
審査方法は、審査員会により、各賞(グランプリ<Grand Prix>、木暮人賞<Kogurebito Award>)を選出。

■審査員会委員

○審査員長:吉田就彦(第8回木暮人国際映画祭2020 Online実行委員長)

吉田就彦

1979年、キャニオンレコード(現ポニーキャニオン)入社。音楽、映像、ゲーム、マルチメディア等の制作、宣伝業務に20年間従事する。「チェッカーズ」や「おニャン子クラブ」、「中島みゆき」等の数々の音楽ヒットや「ビートたけし」原作・準主演の「教祖誕生」、原田眞人監督、役所広司主演「KAMIKAZE TAXI」等の映画制作を行う。ポニーキャニオンでの最後の仕事は、国民的な大ヒットとなった「だんご3兄弟」(375万枚)。1999年、ポニーキャニオン退社後、ネット・ベンチャーのデジタルガレージに取締役副社長として入社しネットを活用したビジネス戦略のコンサルティング業務を行う。
日本の「素晴らしい木の文化」や「天然志向の木」の良さをアピールすることを目的に、2012年1月に「一般社団法人木暮人倶楽部」を設立、理事長に就任。
2016年、アジアへ向けた日本文化の発信事業として、タイ国のHERO「MIRAIGAR T1 」を生み出し、タイ国においてTV放送を行う等の海外ビジネスを展開。
(株)ヒットコンテンツ研究所代表取締役社長、(株)カレッジフォ-ス代表取締役社長、デジタルハリウッド大学大学院教授。(一社)木暮人倶楽部理事長。

■審査員(五十音順)

 

○落合俊也(建築家)

落合俊也

株式会社森林・環境建築研究所代表取締役木造の権威杉坂智男に師事。杉坂建築事務所取締役設計室長を経て独立。
森林環境が人の健康に及ぼす効果の研究と、その効果を建築に取り込む究極の建築の作り方を探求している。
国際森林医学会INFOM理事
国土緑化推進機構「森と木と子どもをつなげる実行委員会」実行委員長
木暮人倶楽部理事

 

○尾中謙文(認知科学者)
尾中謙文

認知科学者/国内外の政府機関の戦略プランナー/アートディレクター/作曲家/大手企業の戦略立案 コンサルティングを行う
2003年 日本初のマニュフェスト発案制作、流行語大賞になる
IOC モスクワ総会で 2008年 北京オリンピック招致に成功
2009年ダライラマ法王と「地球の未来への対話」のモデレーターを行う
2012年WorldVisionを開発 TOYOTAなどが導入
一般社団法人青山総合科學研究所 代表理事

 

○久里耕介(映画プロデューサー)
久里耕介

1982年より劇場用プロデューサーとして「爆裂都市」
「アイコ十六歳」「汚れた英雄」「愛情物語」
「さびしんぼう」「妖獣都市」「帝都物語」
「帝都大戦」「孔雀王」「ジパング」
「アジアン・ビート」「パ・テ・オ」「RAMPO」
「大いなる完~ぼんの~」などの制作に携わる。

 

○関橋英作(クリエイティブ戦略家)
関橋英作

ブランディングをする会社(株)MUSB代表取締役。青森県八戸市生まれ。外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校、フォンテーヌなど、数多くのブランドを担当。その多くを、トップブランドに導き、ギャラクシー賞グランプリをはじめ、NYADC賞、ACC賞など数多く受賞した。特にキットカットにおいては、AME賞(アジア・マーケティング・イフェクティブ賞)を2年連続グランプリ受賞。2009年にはキットメールにおいて、カンヌ国際広告祭メディア部門で、日本初のグランプリを獲得。

 

○筒井勝彦(映画監督)
筒井勝彦

1962年高知県生まれ。プロの特撮の現場を経て、教育映像等の映像制作などに長年携わった後、自らの映像制作会社オフィスハルを設立、今日に至る。ドキュメンタリーからドラマまで、ジャンルを問わずヒューマンな映像作品を製作・監督する。近年の話題作は、日本の学校教育の変革の為に尽くす教育者菊池修三氏のドキュメンタリー「日本の教育 挑む第二部」で、発表後多方面からの関心を寄せられている。日本映画監督協会会員。

 

○東海林美紀(写真家)
東海林美紀

世界各地で人々の暮らしと自然をテーマに撮影を行なう。最近は、冬に訪れたフィンランドでサウナに出会い、ウェルネス、文化・歴史、建築・デザインなど、様々な視点から世界のサウナ文化のリサーチを行なっている。リトアニアでは、オークや白樺の枝葉で作られたウィスクを使ったサウナでの施術「ウィスキング」やサウナマスターのトレーニングを受け、世界各地のサウナでイベントを行なう。著書に、世界のともだち「エチオピア」(偕成社)など。

 

○本郷浩二(林野庁長官)
本郷浩二

林野庁長官 1960年石川県生まれ。京都大学農学部林学科を卒業し、1982年、林野庁に入庁。青森営林局及び管内営林署で、造林や森林経営業務に従事した後、造林技術協力のためマレーシア・サバ州に3年間派遣。帰国後、熊本営林局小林営林署長、福井県林政課長など国有林野事業や民有林行政における現場業務の指揮を担当。その後、林野庁の民有林、国有林関係の各部局の業務を担当してきたが、これまでに木材産業、木材利用の行政については縁がないのが悩み。2018年7月から現職。


■映画祭のタイムスケジュール(予定)
※進行の状況で時間が前後することがあります。

12時30分 Web開場
13時 開演
13時~13時15分 主催者挨拶
13時15分~14時30分 第1部 エントリー作品の関係者によるティーチイン
14時30分~15時 第2部 第8回木暮人国際映画祭2020 Online各賞発表


■木暮人映画祭について
一般社団法人木暮人倶楽部が主催する「木暮人国際映画祭」は、森林や木をテーマにした映画や映像を広く社会に広めることで、主に都会に住む一般人に森林や木をもっと身近に感じてもらうことを目的として、2013年から森林や木に特化したテーマの作品を、プロやアマチュアを問わず世界から募集して上映する形式で開始し、2019年も同様に開催、本年で第8回目を数える。
広い意味では、映像を通じて、自然共生型社会を目指し、自然と人間の共生や共存意識を社会にメッセージし、日本の木に関わる産業や木の文化の発展にも寄与することを目指している。
募集映像ジャンルは、ドキュメンタリーやドラマなどの実写やアニメ、CG、ミュージックビデオ、CM 等で、映画祭の趣旨に合い、募集テーマに合致するものであれば、どんな映像でもエントリーが可能。2018年度からは作品の長さ制限をなくした。
森林や木の有効活用が、森林の保全・管理・経営に結びつくという意識啓発並びに、風土や環境に根ざしたさまざまな映像作品が世界から集まることで、わが国の木の文化を共有し、わが国と海外、特にアジアとの文化交流にも貢献したい考えで実施中。
本年2020年は新型コロナウイルス蔓延のリスクがあることから初めてOnlineのみでの映画祭となる。

 

「第7回木暮人国際映画祭2019」 

「第6回木暮人国際映画祭2018」 

「第5回木暮人国際映画祭2017」 

「第4回木暮人国際映画祭2016」 

「第3回木暮人国際映画祭2015」

「第2回木暮人国際映画祭2014」

「第1回木暮人国際映画祭2013」