「第6回木暮人国際映画祭2018」
「第6回木暮人国際映画祭2018」の上映作品が決定
映画祭は11月17日(土)12時から
TV「グレートジャーニー」でお馴染みの関野吉晴氏の講演会
「森、草木と私たち(ヒト)」も同時開催
一般社団法人木暮人倶楽部(東京都中央区、理事長:吉田就彦、以下「木暮人倶楽部」)では、この度 「第6回木暮人国際映画祭2018」(以下、「映画祭2018」)を本年11月17日(土)に下記の要領で開催することとなり、 その上映作品が決定しましたのでお知らせいたします。
「映画祭2018」では、既報のように昨年まで行っていた12分までの時間制限をはずしたことから、長編の映画作品も数多くエントリーされました。本年は、それらの作品の中から9月頭に行われた実行委員会を経て選ばれた下記10作品のノミネート作品の上映を行うこととなりました。
また、本年は賞の形式及び審査方法も変わり、新しく設置された審査員会により、当日来場した観客による投票結果を考慮した上で、各賞(グランプリ<Grand Prix>、木暮人賞<Kogurebito Award>)を選出いたします。
さらに本年は、第3部として、TV「グレートジャーニー」でお馴染みの関野吉晴氏の講演会「森、草木と私たち(ヒト)」も「映画祭2018」の恒例イベントとして開催致します。皆様のご来場をお待ちしております。
■映画祭2018概要
1.タイトル:第6回木暮人国際映画祭2018
2.主催:一般社団法人木暮人倶楽部 (ホームページ https://www.kogurebito.jp )
3.共催:港区立神明いきいきプラザ (ホームページ http://shiba-ikiiki.com/)
4.協力:株式会社ヒットコンテンツ研究所、株式会社オフィスカレイド、NPO法人シネメディアシステム
5.後援:林野庁、港区、一般社団法人日本林業経営者協会、一般社団法人日本ログハウス協会、一般社団法人ARTIZAN日本、NPO法人日本森林管理協議会(FSC®ジャパン)、デジタルハリウッド大学大学院
6.入場料:無料
7.公式サイト:https://www.kogurebito.jp/filmfestival2018/
8.日時:平成30年11月17日(土)、開場11:30 開演12:00 終演18:00(予定)
9.場所:港区立神明いきいきプラザ体育館 東京都港区浜松町1-6-7 03-3436-2500
寄与駅:JR浜松町駅、都営浅草線、都営大江戸線大門駅より徒歩5分
■映画祭2018募集テーマ詳細
募集テーマは「木とともに生きるゆたかさ」
木暮人国際映画祭は、世界でも稀な「木」をテーマにしたユニークな映画祭です。理性と合理性ばかりにとらわれた社会は、大きな転換期を迎えています。人間が元来もっていた野生の思考。
そこから、すばらしい知性と、ゆたかで文化的な暮しが生まれてきました。つまり、木とともに生きることは、自然な暮らし方を取り戻すこと。
■映画祭2019詳細
■審査方法
審査方法は、当日会場の観客による投票結果を考慮し、審査員会により、各賞(グランプリ<Grand Prix>、木暮人賞<Kogurebito Award>)を選出。
審査員長:吉田就彦(第6回木暮人国際映画祭2018実行委員長)1979年、キャニオンレコード(現ポニーキャニオン)入社。音楽、映像、ゲーム、マルチメディア等の制作、宣伝業務に20年間従事する。「チェッカーズ」や「おニャン子クラブ」、「中島みゆき」等の数々の音楽ヒットや「ビートたけし」原作・準主演の「教祖誕生」、原田眞人監督、役所広司主演「KAMIKAZE TAXI」等の映画制作を行う。ポニーキャニオンでの最後の仕事は、国民的な大ヒットとなった「だんご3兄弟」(375万枚)。1999年、ポニーキャニオン退社後、ネット・ベンチャーのデジタルガレージに取締役副社長として入社しネットを活用したビジネス戦略のコンサルティング業務を行う。
日本の「素晴らしい木の文化」や「天然志向の木」の良さをアピールすることを目的に、2012年1月に「一般社団法人木暮人倶楽部」を設立、理事長に就任。
2016年、アジアへ向けた日本文化の発信事業として、タイ国のHERO「MIRAIGAR T1 」を生み出し、タイ国においてTV放送を行う等の海外ビジネスを展開。
(株)ヒットコンテンツ研究所代表取締役社長、(株)カレッジフォ-ス代表取締役社長、デジタルハリウッド大学大学院教授。(一社)木暮人倶楽部理事長。
審査員(五十音順):
落合俊也(建築家)
株式会社森林・環境建築研究所代表取締役
木造の権威杉坂智男に師事。杉坂建築事務所取締役設計室長を経て独立。
森林環境が人の健康に及ぼす効果の研究と、その効果を建築に取り込む究極の建築の作り方を探求している。
国際森林医学会INFOM理事
国土緑化推進機構「森と木と子どもをつなげる実行委員会」実行委員長
木暮人倶楽部理事
尾中謙文(認知科学者)
認知科学者/国内外の政府機関の戦略プランナー/アートディレクター/作曲家/大手企業の戦略立案 コンサルティングを行う
2003年 日本初のマニュフェスト発案制作、流行語大賞になる
IOC モスクワ総会で 2008年 北京オリンピック招致に成功
2009年ダライラマ法王と「地球の未来への対話」のモデレーターを行う
2012年WorldVisionを開発 TOYOTAなどが導入
一般社団法人青山総合科學研究所 代表理事
久里耕介(映画プロデューサー)
1982年より劇場用プロデューサーとして「爆裂都市」
「アイコ十六歳」「汚れた英雄」「愛情物語」
「さびしんぼう」「妖獣都市」「帝都物語」
「帝都大戦」「孔雀王」「ジパング」
「アジアン・ビート」「パ・テ・オ」「RAMPO」
「大いなる完~ぼんの~」などの制作に携わる。
関橋英作(クリエイティブ戦略家)
ブランディングをする会社(株)MUSB代表取締役。青森県八戸市生まれ。外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校、フォンテーヌなど、数多くのブランドを担当。その多くを、トップブランドに導き、ギャラクシー賞グランプリをはじめ、NYADC賞、ACC賞など数多く受賞した。特にキットカットにおいては、AME賞(アジア・マーケティング・イフェクティブ賞)を2年連続グランプリ受賞。2009年にはキットメールにおいて、カンヌ国際広告祭メディア部門で、日本初のグランプリを獲得。
筒井勝彦(映画監督)
1962年高知県生まれ。プロの特撮の現場を経て、教育映像等の映像制作などに長年携わった後、自らの映像制作会社オフィスハルを設立、今日に至る。ドキュメンタリーからドラマまで、ジャンルを問わずヒューマンな映像作品を製作・監督する。近年の話題作は、日本の学校教育の変革の為に尽くす教育者菊池修三氏のドキュメンタリー「日本の教育 挑む第二部」で、発表後多方面からの関心を寄せられている。日本映画監督協会会員。
東海林美紀(写真家)
世界各地で人々の暮らしと自然をテーマに撮影を行なう。最近は、冬に訪れたフィンランドでサウナに出会い、ウェルネス、文化・歴史、建築・デザインなど、様々な視点から世界のサウナ文化のリサーチを行なっている。リトアニアでは、オークや白樺の枝葉で作られたウィスクを使ったサウナでの施術「ウィスキング」やサウナマスターのトレーニングを受け、世界各地のサウナでイベントを行なう。著書に、世界のともだち「エチオピア」(偕成社)など。
本郷浩二(林野庁長官)
林野庁長官 1960年石川県生まれ。京都大学農学部林学科を卒業し、1982年、林野庁に入庁。青森営林局及び管内営林署で、造林や森林経営業務に従事した後、造林技術協力のためマレーシア・サバ州に3年間派遣。帰国後、熊本営林局小林営林署長、福井県林政課長など国有林野事業や民有林行政における現場業務の指揮を担当。その後、林野庁の民有林、国有林関係の各部局の業務を担当してきたが、これまでに木材産業、木材利用の行政については縁がないのが悩み。2018年7月から現職。
■第3部イベント
講演タイトル:「森、草木と私たち(ヒト)」
講演者:関野吉晴
講演者プロフィール:グレートジャーニー 関野吉晴
東京都生まれ。一橋大学在学中を含め、20数年間にわたってアマゾン川源流、アンデス、パタゴニアなど南米を踏査。現地での医療の必要性を知り、外科医に。1993年からは、アフリカに誕生した人類がアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの行程を、自らの脚力と腕力だけをたよりに遡行する旅「グレートジャーニー」を始める。2004年からは「新グレートジャーニー・日本列島にやって来た人々」をスタート。森林への造詣が深い。
■タイムスケジュール(予定)※進行の状況で時間が前後することがあります。
11時30分 —————— 開場
12時 ———————— 開演
12時~15時 ————— 第1部 ドキュメンタリー&アート部門の上映とティーチイン
15時~16時30分 ——— 第2部 ドラマ&アニメ部門の上映とティーチイン
16時30分~17時30分 — 第3部 関野吉晴講演会「森、草木と私たち(ヒト)」
17時30分~18時 ——— 第4部 第6回木暮人国際映画祭2018各賞発表
■上映作品(順不同、上映順未定)
1. 一期一会(中国) 監督:張午胤(チョウ・ゴイン)
この作品はお茶の原料、制作過程及び人と木の関係を通じて、茶葉から芳しい飲み物のお茶になる過程を皆さんに伝えることだけではなく、茶道の文化からの言葉、「一期一会」と言う意味を伝えます。
2. どがわの山師(日本) 監督:福井崇志
宮崎県美郷町渡川(どがわ)地区。山間の過疎の村「どがわ」で働くほとんどの人がかつては山師だった。山師が不足することで、守られてきた日本の里山風景が失われる。ぜひ山師になってほしいという思いから作られた山師のPR動画です。
3. ここにしかないもの(日本) 監督:太田龍馬
奈良県から和歌山県に流れる吉野川源流の里、川上村。丹生川上神社の始まりから現在に至るまで、豊かな水源と山を守り、恩恵を受けながら生かされてきた村です。水と山との関わり、そこから育まれてきた暮らしの歴史、新たに育まれていくもの…。住民の皆さんのインタビューから見えてきた「ここにしかないもの」を映像化しました。
4. 森(日本) 監督:Muranishenko
森が育つために必要とし、また、森があってこそ保たれる、水と自然の美しさをサンドアートで表現しました。
5. 老松図画(ろうしょうずが)(韓国) 監督:Tae-Eun, Kim(キム・テウン)
木は自ら歴史を記録する年輪を持っている。ソウルの文化財「石坡亭(ソッパジョン)」の側で600年間生きている老松。画家は隠れていた木の精霊を呼び起こし、彼らのダンスはシャーマニズムのように刻まれている木の記憶を辿る。
6. 柴井堰と生きる(日本) 監督:西村祐人
日本に唯一残る柴井堰である鹿児島県鹿屋市串良町にある川原園井堰を追ったドキュメンタリー映像。容赦なく押し寄せる時代の波が、堰の維持・継承を阻む様々な課題を顕在化させる。柴掛け作業のない近代堰への改築か、それとも継承か。葛藤のはざまに揺れる川原園井堰。一見時代の流れから取り残されたかのような原始の技術。そこには、数百年の年月の中で、醸成された“自然とともに生きていく”ための思想があった。
7. The Bamboo Groove(中国) 監督:馮志鵬(ヒョウ・シホウ)
豊かな森林は人々にとって宝物であった。山の奥に住んでいるKhunは一人で母を看病している。Khunは薬の材料を取りに行く際、森林の精霊Mengと出会った。二人は様々なトラブルに遭遇してしまう。これは、自然と人間がお互いに助け合う物語である。
8. Grandpa The Wizard(タイ) 監督:Pattakorn Khruasena(パッタコーン・クレンセーナー)
この物語は喘息の孫娘と祖父の話。孫娘、パンちゃんのお母さんは用事があるため、娘を父の家にあずかって貰うことにした。そこで祖父からパンちゃんは自然と共生する概念を教えてもらうことになった。
9. 悪魔の呪いとトゲの木(日本) 監督:月彩太陽
あるところに、夫婦が引っ越してきました。旦那さんは庭に生えていた悪魔の友人である「トゲだらけの木」を切ってしまい、悪魔の呪いで木の人形に変えられてしまいます。奥さんは呪いを解くために、個性豊かな街の住人達に会っていきますが …。紙人形で作られた、小さなおとぎ話です。
10. 於屹里(オフリ)Blowing in the wind(韓国) 監督::Weon-Young, Lee(イ・ウォンヨン)
於屹里は山の多い韓国の江原道(カンウォンド)の山村。壁のような山を越えてソウルに行きたい高校生の夢と純粋な初恋が父の少年時代と交差する。
■映画祭2018受賞結果
「第6回木暮人国際映画祭2018」の各賞が決定
グランプリは、パッタコーン・クレンセーナー監督の
「Granpa The Wizard」
一般社団法人木暮人倶楽部(東京都中央区、理事長:吉田就彦、以下「木暮人倶楽部」)が、本年11月17日(土)に行った「第6回木暮人国際映画祭2018」(以下、「映画祭2018」)にて、各賞が下記のように決定いたしましたのでお知らせいたします。
また、当日の観客の投票結果により急遽観客特別賞が設置され、特別賞が受賞者に与えられました。
尚、グランプリ受賞者には賞状と賞金10万円が、木暮人賞受賞者には賞状と賞金5万円が、特別賞受賞者には賞状が贈呈されました。
■第6回木暮人国際映画祭2018 受賞作品
<グランプリ>Grandpa The Wizard(タイ)
監督:Pattakorn Khruasena(パッタコーン・クレンセーナー)
この物語は喘息の孫娘と祖父の話。孫娘、パンちゃんのお母さんは用事があるため、娘を父の家にあずかって貰うことにした。そこで祖父からパンちゃんは自然と共生する概念を教えてもらうことになった。
<木暮人賞>どがわの山師(日本)
監督:福井崇志
宮崎県美郷町渡川(どがわ)地区。山間の過疎の村「どがわ」で働くほとんどの人がかつては山師だった。山師が不足することで、守られてきた日本の里山風景が失われる。ぜひ山師になってほしいという思いから作られた山師のPR動画です。
<観客特別賞>柴井堰と生きる(日本)
監督:西村祐人
日本に唯一残る柴井堰である鹿児島県鹿屋市串良町にある川原園井堰を追ったドキュメンタリー映像。容赦なく押し寄せる時代の波が、堰の維持・継承を阻む様々な課題を顕在化させる。柴掛け作業のない近代堰への改築か、それとも継承か。葛藤のはざまに揺れる川原園井堰。一見時代の流れから取り残されたかのような原始の技術。そこには、数百年の年月の中で、醸成された“自然とともに生きていく”ための思想があった。
■木暮人映画祭について
一般社団法人木暮人倶楽部が主催する「木暮人国際映画祭」は、森林や木をテーマにした映画や映像を広く社会に広めることで、主に都会に住む一般人に森林や木をもっと身近に感じてもらうことを目的として、2013年から森林や木に特化したテーマの作品を、プロやアマチュアを問わず世界から募集して上映する形式で開始し、2018 年も同様に開催、第6回目を数える。
広い意味では、映像を通じて、自然共生型社会を目指し、自然と人間の共生や共存意識を社会にメッセージし、日本の木に関わる産業や木の文化の発展にも寄与することを目指している。
募集映像ジャンルは、ドキュメンタリーやドラマなどの実写やアニメ、CG、ミュージックビデオ、CM 等で、映画祭の趣旨に合い、募集テーマに合致するものであれば、どんな映像でもエントリーが可能。2018年度からは作品の長さ制限をなくした。
森林や木の有効活用が、森林の保全・管理・経営に結びつくという意識啓発並びに、風土や環境に根ざしたさまざまな映像作品が世界から集まることで、わが国の木の文化を共有し、わが国と海外、特にアジアとの文化交流にも貢献したい考えで実施中。